山川 世界史小辞典 改訂新版 「カトマンドゥ」の解説
カトマンドゥ
Kathmandu
カトマンズともいう。ネパールの中央部カトマンドゥ盆地に位置する首都。古来よりネワール人の居住地域であったが,18世紀のグルカ人の征服により重層的な社会を構成している。インドの文化的影響が強く,インドとチベットの中継貿易で栄えた。伝統工芸を除き近代的工業は未発達であるが,近年観光,登山の基地としてにぎわいをみせている。ネパールの政治・経済の中心であり,各種官庁,外国公館などが集中している。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報