日本大百科全書(ニッポニカ) 「カナディアンウイスキー」の意味・わかりやすい解説 カナディアンウイスキーかなでぃあんういすきーCanadian whisky カナダ産のウイスキー。大部分のタイプが軽快な香味を持ち味とする。トウモロコシを主原料としアルコール濃度を高く蒸留した温和なベースウイスキーを主体に、ライムギを主原料としアルコール分を60~80%と低く蒸留した香味豊かなフレーバリングウイスキーをブレンドしてつくられたもので、3年以上の樽(たる)貯蔵が義務づけられている。カナダのウイスキーの生産量は日本のウイスキーとほぼ同じであるが、7割はアメリカに輸出されている。銘柄にはカナディアンクラブやシーグラムがある。[秋山裕一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
飲み物がわかる辞典 「カナディアンウイスキー」の解説 カナディアンウイスキー【Canadian whisky】 カナダ産のウイスキーの総称。五大ウイスキーの一つ。ライ麦、大麦麦芽、とうもろこしなどの穀類を原料とし、比較的くせがなく軽快な味わいを持つ。ライ麦を主原料とし、ライ麦独特の香味を特徴とする「フレーバリングウイスキー」と、とうもろこしを主原料とし、くせがなくすっきりとした味わいの「ベースウイスキー」をブレンドするのが一般的。 出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のカナディアンウイスキーの言及 【ウィスキー】より …樽熟成は3年以上で,以前は12年物が普通であり,ブレンドは行わなかった。[カナディアンウィスキー] 19世紀以降に製造が始まり,かつてはオンタリオだけで200以上の蒸留所があった。今日ではシーグラムとハイラムウォーカーの二大企業を含めて27の蒸留所となっている。… ※「カナディアンウイスキー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by