デジタル大辞泉 「ライ麦」の意味・読み・例文・類語 ライ‐むぎ【ライ麦】 イネ科の越年草。高さ1.5~3メートル。耐寒性が強く、コムギより穂が長く、実も細長い。実を製粉して黒パンを作るほか、麦芽はウオツカやビールの原料、穂にできる麦角ばっかくは薬用とする。小アジアの原産で、東ヨーロッパを中心に栽培。日本には明治初期に導入、主に北海道で栽培。くろむぎ。なつこむぎ。ライ。《季 夏》[類語]麦・小麦・大麦・裸麦・烏麦・燕麦・鳩麦・押し麦・碾ひき割り麦 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ライ麦」の意味・読み・例文・類語 ライ‐むぎ【ライ麦】 〘 名詞 〙 イネ科の一年草または越年草。カフカス・小アジア原産で、ロシア、ヨーロッパ、アメリカなどで栽培される。日本には、明治初期に導入され、主に北海道で栽培される。高さ一~二メートル。コムギに似ているが丈が高く葉はやや小さくて耐寒性が強い。初夏、稈の頂に長さ一〇センチメートルぐらいのやや扁平な円柱状の花穂をつける。黒パン、ウイスキーなどの原料となり、また、飼料・緑肥にされる。くろむぎ。ライ。〔外来語辞典(1914)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例