カニン半島(読み)カニンはんとう(その他表記)poluostrov Kanin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カニン半島」の意味・わかりやすい解説

カニン半島
カニンはんとう
poluostrov Kanin

ロシア北西部,ネネツ自治管区にある半島。同管区北西部からバレンツ海に約 240km突出し,東のチェーシャ湾と西の白海を分ける。面積約1万 500km2。半島の大半標高 20~30mの低湿なツンドラ地帯で,氷堆石丘が散在する程度であるが,北部の幅広くなった部分には結晶片岩から成るカニンカメン高地 (最高点 242m) が北西-南東方向に延び,その北西端がカニンノス岬となっている。人口希薄地帯で,狩猟,漁業,トナカイ飼育などを行う人々がわずかに住む。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カニン半島」の意味・わかりやすい解説

カニン半島
かにんはんとう
Канин Полуостров/Kanin Poluostrov

ロシア連邦北西部の半島。バレンツ海に突き出し、チョースカヤ湾と白海を分ける。長さ250キロメートル、面積1万0500平方キロメートル。ほとんどが丘陵地で、カニンカーメニ山(242メートル)のほかは低木林かツンドラ(永久凍土帯)である。狩猟、トナカイ飼育が行われる。

[小宮山武治]

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