コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

白海 はっかいBeloe more; White Sea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

白海
はっかい
Beloe more; White Sea

ロシアの北部にあるバレンツ海の大きな入江。大小の湾,島がある。面積約9万 km2。平均深度約 61m,最深部はカンダラクシャ湾の北東部で 334.5m。大小の湾により海は不規則な形を呈する。大きく重要な島はオネガ湾口のソロベツ諸島,ゴルロ海峡口のモルゾビである。北西海岸はけわしい崖によって境されているのに対し,北東海岸は低く平らである。陸棚上に位置する白海の現在の形は,バルト楯状地として知られる古い構造地塊の斜面上に凹地として現れた。海底堆積物の大部分はシルトと粘土であるが,カンダラクシャオネガの海底は砂質と礫質土となっている。漁業が盛んでタラ,サケ,ニシン漁が主。アルハンゲリスクはその中心地である。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

はっ‐かい〔ハク‐〕【白海】

Beloe MoreБелое Мореロシア連邦北西部にある、バレンツ海の属海。ニシン・サケ・タラなどの漁場。冬季は氷結。運河によってオネガ湖ラドガ湖を経てバルト海につながる。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

白海【はっかい】

ロシア北西部,北極海の湾入。ロシア語でBeloe more。北部はコラ半島カニン半島に挟まれ,バレンツ海と通じる。面積約9万km2。最大水深230m。冬季は氷結。
→関連項目オネガ[湖]

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

はっかい【白海 Beloe more】

ロシア連邦北西部,北極海の一部であるバレンツ海の南にある大きな入江状の海。コラ半島とカニン半島の間に,南に向かって湾入し,奥はさらにカンダラクシャ,オネガ,ドビナ,メゼニの4湾に分かれる。海域約9万km2,最深点はカンダラクシャ湾の350m点,平均深度約89m,白海の全水量は8000km3と計算されている。最奥部には北ドビナ,オネガ,メゼニなどの大きな川が注いでいる。夏季の海水温は6~15℃,冬季は-1.7~1℃で,沿岸部は厚く結氷し,湾奥は密な浮氷でおおわれる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

はっかい【白海】

ロシア連邦の北西部にある湾。コラ半島の南にあり、北極海に開いている。冬季は結氷。ニシン・タラ・サケなどの漁業が盛ん。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

白海
はっかい
Белое Море Beloe More

北極海の一部バレンツ海の属海で、ヨーロッパロシアの北部の内海。ロシア連邦北部のコラ半島とカニン半島に挟まれる部分から、南西方向に奥深く湾入している。カンダラクシャ湾、オネガ湾、ドビナ湾メーゼニ湾などを含む。英語名White Sea。面積約9万平方キロメートル。平均水深は67メートルであるが、カンダラクシャ湾はやや深く、深度350メートルに達する。中央部を除き、10~11月に結氷し、5~6月まで流氷がある。ニシン、タラ、サケなどを対象とした漁業、アザラシ猟などが盛んに行われる。コラ半島基部のカンダラクシャや、白海バルト海運河の北端にあたるベロモルスク、オネガ川河口のオネガ、北ドビナ川河口のアルハンゲリスク、メーゼニ川河口のメーゼニなどに港があり、北極海沿岸への物資輸送の基地となっている。18世紀初めにロシアがバルト海への出口を得るまでは、ロシア随一の海湾として重要であった。[熊木洋太]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

白海の関連情報