カマシア(読み)かましあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カマシア」の意味・わかりやすい解説

カマシア
かましあ
[学] Camassia

ユリ科(APG分類:キジカクシ科)ヒナユリ属の総称で、秋植え球根草。強健で耐寒性が強く、切り花や花壇用とする。代表種のクシッキーは北アメリカ北西部原産で、葉は約45センチメートルで地際より数枚斜上する。5月に花茎が1メートルくらい伸び、淡青色の星状花を多数開く。またエクスレンタは北アメリカ東部の原産で、高さ約30センチメートル、濃青色の花が十数花まばらに開く。半日陰地に深さ10センチメートルくらいに植える。乾燥を嫌い土壌湿度を好むが、水がたまる所ではよく育たない。

[平城好明 2019年3月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「カマシア」の意味・わかりやすい解説

カマシア

北米原産のユリ科の球根植物根出葉光沢のある線状で,30〜100cmの花茎に円筒状の花穂をつけ,4〜5月,青,紫,白などの花を開く。耐寒性強く,砂質を好む。植込みは9〜10月。カマシア・ライヒトリニー,カマシア・スキロイデス,カマシア・クアマッシュ等数種ある。分球または実生(みしょう)でふやす。おもに花壇植に向く。

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