カムデンの戦い(読み)カムデンのたたかい(その他表記)Battle of Camden

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カムデンの戦い」の意味・わかりやすい解説

カムデンの戦い
カムデンのたたかい
Battle of Camden

アメリカ独立戦争中の南部戦線での戦闘。 1780年5月サウスカロライナのチャールストンがイギリス軍に占領されたため,独立軍将軍 H.ゲーツは正規兵 1400と民兵 2000を率いてその奪回をはかった。同年8月 16日ゲーツ軍はカムデンの北で C.コーンウォリス将軍指揮下のイギリス軍 2200の奇襲を受けて敗北,イギリス軍の戦死者 324人に対し 2000人以上の死傷者と大量の軍需品損失をこうむった。 81年4月 25日,N.グリーン将軍指揮下の独立軍のカムデン攻撃をイギリス軍はホブカークヒルで再び阻止したが,ゲリラ軍の活躍に手を焼き翌5月チャールストンに火を放って撤退した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android