ゲーツ(その他表記)Gates, Horatio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲーツ」の意味・わかりやすい解説

ゲーツ
Gates, Horatio

[生]1728頃.エセックス,モールドン
[没]1806.4.10. ニューヨーク
イギリス生れのアメリカの軍人。フレンチ・アンド・インディアン戦争に従軍,1772年現在のウェストバージニアに移住し,アメリカ独立戦争に際しては,75年植民地軍の高級副官となり,カナダ遠征軍を指揮。 77年にはサラトガの戦いで J.バーゴイン軍を破った。同年の大陸会議で軍事委員会議長に選ばれたが,彼を総司令官にしようとはかった一群士官による「コンウェー陰謀事件」の渦中に巻込まれ,陰謀失敗ののち 78年春,ニューヨークの司令官に転じ,80年南部作戦を指揮。戦後,ニューヨーク州議会議員となり,所有奴隷を解放した。

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関連語 サラトガ

世界大百科事典(旧版)内のゲーツの言及

【サラトガの戦】より

…アメリカ独立戦争の転機となる1777年10月の戦闘。ニューイングランド地方とニューヨーク以南の植民地とを分断する作戦計画の下で,カナダから出発したバーゴイン将軍指揮のイギリス軍は友軍の援助なく,ニューヨーク北部のサラトガSaratogaでゲーツ将軍指揮のアメリカ軍に包囲され降伏した。情勢を静観していたフランスは,この戦闘の結果,公式にアメリカ側を援助,さらに米仏同盟を結ぶことになる。…

※「ゲーツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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