ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャールストン」の意味・わかりやすい解説
チャールストン
Charleston
チャールストン
charleston
チャールストン
Charleston
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翻訳|Charleston
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アメリカ合衆国、サウス・カロライナ州南東部の港湾都市。人口9万6650(2000)。アシュレー川とクーパー川の三角江の奥に位置し、多数の交通機関が集中する。工業活動は肥料、化学製品、鉄鋼、アスベスト(石綿)、葉巻タバコ、パルプ、製紙、繊維、衣服などと多様である。合衆国第六艦隊補給基地と空軍基地がある。1670年にイギリスの入植地が建設され、植民地時代には南部の重要な港として発展し、南部文化を形成した一つの中心地であった。南北戦争による被害にもかかわらず、古い町並みや建物が残り、史跡も多いので観光都市でもある。また1920年代に流行したチャールストン(ダンス)の発祥地でもある。
[菅野峰明]
アメリカ合衆国、ウェスト・バージニア州中西部にある同州第二の都市で、州都。人口5万3421(2000)。オハイオ川の支流カノワ川がエルク川と合流する地点に位置する。カノワ川河谷工業地帯にあり、近くに産出する岩塩、石炭、天然ガス、石油、粘土、木材などを利用して、化学、ガラス、金属工業が盛んである。また、同州の商業・流通の中心地でもある。1788年に建設されたリー砦(とりで)付近に町が建設され、1870年に州都がフィーリングからチャールストンに移転し、75年にふたたびフィーリングに州都が戻ったが、85年にまたチャールストンが州都となった。モーリス・ハーベイ大学が所在する。
[菅野峰明]
アメリカ生まれのダンス。1923年、黒人スターだけによるレビュー『ランニング・ワイルド』のなかで、ピアノ奏者ジェームズ・P・ジョンソン作曲、セシル・マック作詞の「チャールストン」を、マックとジョニー・ジョンストンが歌い踊ったのが始まり。たちまちにしてアメリカ中に広がり、27年ごろには世界的に流行した。速いテンポで、独特のシンコペーション・リズムがあり、両膝(ひざ)をあわせ、足を交互に跳ね上げて踊る。今日でも、1920年代の禁酒法時代を象徴するダンスとして、ショーや映画のなかで用いられている。
[青木 啓]
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