日本歴史地名大系 「からさわ瓦窯跡」の解説 からさわ瓦窯跡からさわがようせき 神奈川県:足柄上郡松田町松田庶子からさわ瓦窯跡[現在地名]松田町松田庶子 からさわ御殿場線松田駅の北西、通称しんばやしの山中腹にある。東名高速道路工事の際に道路に面した斜面より三基発見され、側道の一基が昭和四四年(一九六九)に調査された。窯は山腹をくり抜いて造られ、燃焼室・階段状煙道・煙出しに分れ、燃焼室前に前庭部がある。窯の全長は約五メートル、主軸は南向きであった。煙道部は九段に造られ、布目瓦片がわずかに残存、天井部は落盤で失われていたが側壁はよく残っていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by