カリブ海海洋環境保護条約(読み)カリブかいかいようかんきょうほごじょうやく(その他表記)Convention for the Protection and Development of the Marine Environment of the Wider Caribbean Region

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

カリブ海海洋環境保護条約
カリブかいかいようかんきょうほごじょうやく
Convention for the Protection and Development of the Marine Environment of the Wider Caribbean Region

カルタヘナ条約とも呼ばれ,カリブ海の海洋環境保護のため,1983年3月にコロンビアのカルタヘナで調印された。カリブ海諸国にイギリスフランスオランダを加えた計 17ヵ国が参加している。船舶や航空機からの海洋投棄の防止と国際的汚染防止基準の適用,絶滅の危機にある海洋動植物や生態系の保護,重大汚染事故の通報と緊急対策の制定,被害補償制度の制定などを定め,緊張した地域における地域協力の試みとしても貴重である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android