カリンバ(その他表記)〈バントウ〉kalimba

音楽用語ダス 「カリンバ」の解説

カリンバ[karimba]

アフリカ系の音程のある撥音打楽器。本来は釘を共鳴箱に取り付けて親指ではじく構造の素朴な楽器。釘の数を増やしピッチ幅を広げたり、釘をたいらにつぶしてリード状(簧=こう)になおし振動しやすくするなど改良され、現在の形になった。音程は適当なのでメロディを演奏するには適さない。サムピアノ、ムビラスともいう。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のカリンバの言及

【サンザ】より

…またいっそう豊かな音量を得るために大きなふくべの頂上を切り取った共鳴器の中に楽器をすっぽり入れて弾奏することも広く行われている。 サンザの名称はコンゴ民主共和国の一地方の呼び名で,ほかにムビラmbira,カリンバkalimba,リケンベlikembeなど,地域によって,楽器の形態によってさまざまな呼称がある。欧米ではこれを〈親指ピアノthumb piano〉の通称で呼ぶことが一般化している。…

※「カリンバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む