カリンバ(その他表記)〈バントウ〉kalimba

デジタル大辞泉 「カリンバ」の意味・読み・例文・類語

カリンバ(〈バントウ〉kalimba)

アフリカの民族楽器共鳴箱に金属製の棒が多数付いており、箱を両手で持ち、親指で棒をはじいて鳴らす。親指ピアノ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

音楽用語ダス 「カリンバ」の解説

カリンバ[karimba]

アフリカ系の音程のある撥音打楽器。本来は釘を共鳴箱に取り付けて親指ではじく構造の素朴な楽器。釘の数を増やしピッチ幅を広げたり、釘をたいらにつぶしてリード状(簧=こう)になおし振動しやすくするなど改良され、現在の形になった。音程は適当なのでメロディを演奏するには適さない。サムピアノ、ムビラスともいう。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のカリンバの言及

【サンザ】より

…またいっそう豊かな音量を得るために大きなふくべの頂上を切り取った共鳴器の中に楽器をすっぽり入れて弾奏することも広く行われている。 サンザの名称はコンゴ民主共和国の一地方の呼び名で,ほかにムビラmbira,カリンバkalimba,リケンベlikembeなど,地域によって,楽器の形態によってさまざまな呼称がある。欧米ではこれを〈親指ピアノthumb piano〉の通称で呼ぶことが一般化している。…

※「カリンバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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