カルパソス島(読み)カルパソスとう(その他表記)Nísos Kárpathos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルパソス島」の意味・わかりやすい解説

カルパソス島
カルパソスとう
Nísos Kárpathos

古代ギリシア語読みではカルパトス Karpathos。ギリシア,エーゲ海南東部,ドデカニソス諸島南部の島。同諸島の主島ロドス島クレタ島のほぼ中間に位置する南北に長い島で,南部東岸に中心集落カルパソスがある。古代,中世を通じてロドス島と密接に関連し,14世紀以降 1540年頃までベネチア領。その後 1912年イタリアに占領されるまでオスマン帝国領。第2次世界大戦後ギリシア領。主産業はオリーブブドウコムギなどの栽培,ヒツジヤギ飼育で,漁業も行われる。面積 301km2。人口 6000 (1997推計) 。

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