ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルメンティス」の意味・わかりやすい解説 カルメンティスCarmentis 別名をカルメンタともいう古代ローマの女神。伝説では,もとはギリシアのアルカディア地方に住むラドン川の娘のニンフであったが,息子エウァンドロスと一緒にラチウムに来て,のちにローマが建設される場所に住み,死後女神として祀られたとされる。生前すでに予言の能力を有していたとされ,安産の女神としてローマの婦人たちに崇拝され,生れる子の未来の運命を予言すると信じられた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by