ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルル14世」の意味・わかりやすい解説
カルル14世
カルルじゅうよんせい
Karl XIV
[没]1844.3.8. ストックホルム
スウェーデン=ノルウェー連合王国の王 (在位 1818~44) 。新王朝ポンテコルボを創立。フランスの弁護士の家に,ジャン・バプテスト・ジュール・ベルナドットとして生れる。兵卒として軍隊に入り,フランス革命後,ナポレオン1世指揮下の将軍となり,ベルギー,ドイツ,イタリアで活躍。戦功多く,1804年元帥,06年ポンテコルボ公に叙せられ,10年には,スウェーデン王カルル 13世に招かれて王位継承者となった。 12年ナポレオンがスウェーデン領ポンメルンを占領したのを機会に中立を宣言。反ナポレオン同盟に加わる (13) 。 14年キール条約によりデンマークにノルウェーを割譲させ,ノルウェー人が自主的憲法を定めると軍事的威圧を加え,憲法を認めつつスウェーデンとの同君連合を承認させた。
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