カン・ソクチュ(読み)姜 錫柱(英語表記)Kang Sok-ju

現代外国人名録2016 「カン・ソクチュ」の解説

カン・ソクチュ
姜 錫柱
Kang Sok-ju

職業・肩書
外交官,政治家 朝鮮労働党政治局員・書記北朝鮮副首相,元北朝鮮第1外務次官

国籍
北朝鮮

生年月日
1939年8月29日

出生地
朝鮮・平安南道平原(北朝鮮)

学歴
平壌国際大学仏語学科卒

経歴
朝鮮労働党中央国際部補助指導員を経て、1980年党国際部課長。’84年政務院外交部第1副部長。’88年党中央委候補委員。’90年最高人民会議外交委副委員長。’91年より党中央委員。同年9月北朝鮮が韓国と国連に同時加盟した際、国連総会で北朝鮮首席代表を務め、加盟受諾演説をした。以降北朝鮮の対西側外交、国連外交で数多くの舞台を踏み、“北朝鮮外交の切り札”と言われた。’93年6月から核問題をめぐるジュネーブでの米朝高官協議で北朝鮮首席代表として初めて国際舞台に立ち、’94年6月訪朝したカーター元米大統領と金日成主席との会談同席。10月米朝枠組み合意(ジュネーブ合意)を成功させる。’98年9月より外務省第1副相(第1外務次官)。2000年10月趙明禄国防委員会第1副委員長に同行しワシントン訪問。2001年7〜8月金正日総書記の訪ロに同行。2002年9月と2004年5月の日朝首脳会談に同席。2004年2月平壌での日朝政府間交渉に出席。2005年4月非公式に訪中、2006年11月非公式に訪ロ、訪中。2007年1月の白南淳外相の死後、一時外相職を代行。2010〜2011年金正日の訪中、訪ロに同行。2010年9月副首相、党政治局員に昇格。2014年副首相解任、党書記に就任

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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