カンタル(その他表記)Kanthal

改訂新版 世界大百科事典 「カンタル」の意味・わかりやすい解説

カンタル
Kanthal

電熱線材料の一種。鉄Fe-クロムCr-アルミニウムAl-コバルトCo合金で,成分は,Feを主成分とし,Cr20%,Al5%,Co2%である。電熱線としてはニクロム線が1000℃くらいまでの用途に広く使われているが,カンタル線はニクロム線よりもやや耐酸化性がすぐれ,1250℃くらいまで使用できる。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 大久保

デジタル大辞泉プラス 「カンタル」の解説

カンタル

《Cantal》フランスのオーベルニュ地方(AOC指定地域)で生産されるチーズ。1980年、AOC取得。形は円筒状。セミ・ハードタイプ。名称産地にあるカンタル連山の名にちなむ。「フルム・ド・カンタル」とも。オーベルニュ地方を代表する大型チーズのひとつ

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