電熱材料としてもっとも一般的なニッケルとクロムを土台とした合金抵抗線。抵抗率が高い(約110マイクロオーム・センチメートル)、高温まで酸化されにくい、耐食性に富み、加工性がよく、高温でも機械的に強いなど、電熱線として優れた性質をもっている。
JIS(ジス)(日本工業規格)では2種類に区分してあり、第1種(ニッケル77%以上、クロム19~21%、ケイ素0.75~1.5%)は、高性能の工業用高温発熱体として、最高温度1100℃までの電気炉などに使用される。第2種(ニッケル57%以上、クロム15~18%、ケイ素0.75~1.5%、残りは鉄)は、耐酸化性、高温強度で第1種よりやや劣るが、加工性は良好でかつ安価なため、最高温度950℃以下の電気炉をはじめ、電熱器、抵抗線などに広く用いられている。ニクロム線の太さは、直径が0.04ミリメートルから13ミリメートルまであり、ほかに帯状のものもつくられている。
[長沼義裕]
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新