普及版 字通 の解説
14画
[字訓] そそぐ・すすぐ
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は(既)(き)。に(概)・(慨)(がい)の声がある。〔説文〕十一上に水名とするが字の原義でなく、〔玉〕に「亦たするなり」とあって、水をそそぐ意。
[訓義]
1. そそぐ。
2. そそぎあらう、すすぐ。
3. 川の名。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ミヅソソグ・水マカス・ソソク・マカス・アラフ・ヒク 〔字鏡集〕 ウガフ・マカス・ヌキ・ナガル・ミヅマカス・ソソグ・タマル・ワク・ヒク・アラフ
[語系]
・ktは同声。ともに濯うことをいう。は水の流れる音、(かい)はふり洗いする音の擬声語であろう。
[熟語]
盥▶・▶・▶・浸▶・田▶・導▶・糞▶
[下接語]
旱・・懸・・浩・鑿・澡・濯・滌・沾・田・糞・養
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報