20世紀西洋人名事典 「ガストンラシェーズ」の解説
ガストン ラシェーズ
Gaston Lachaise
1882.3.19 - 1935.10.7
米国の彫刻家。
フランス出身。
エコール・デ・ボーザールで学び、1906年モデルのイザベルとアメリカに渡り、ポール・ハワード・マンシップの助手を務める。’12年から裸婦の連作を制作し、’20年代に入り、ラシューズ独特の様式へと展開する。成熟した女体の量感と動感を大胆に誇張した特異な様式の女体表現は原初的な生命賛歌を彫刻化したものであるが、反道徳的なものとして当時の社会から批判される。第二次大戦後、正当な評価を受けるようになる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報