ガス‐がま【ガス釜・ガス竈】
- 〘 名詞 〙
- ① ( ━釜 ) たきあがると自動的に火が止まるガス炊飯器。
- [初出の実例]「家に帰ってガス釜に火を点け」(出典:二人だけの旅(1970)〈津村節子〉)
- ② ( ━竈 ) =ガスこんろ(━焜炉)
- [初出の実例]「経済を心得る人は、衛生に注意する人は、火の用心を好むものは、と三行に並べて置いて其後に瓦斯竈(ガスガマ)を使へと書いて、瓦斯竈から火の出てゐる画迄添へてあった」(出典:門(1910)〈夏目漱石〉二)
- ③ ( ━竈 ) ガス焜炉に釜をかける時、火を経済的に使えるように、また、釜をのせやすくするために、焜炉のまわりを丸くおおう、かまどのような道具。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のガス釜の言及
【炊飯器】より
…飯炊釜(めしたきがま)用には,1902年(明治35)に〈ガス竈〉,21年(大正10)に〈飯炊電熱器〉が発売され,また,24年には〈電化がま〉と称する組合せ型のものも現れた。しかし,炊飯器が一般化するのは,1955年の電気釜,58年のガス釜の登場による。いずれも,最初にスイッチを入れれば,あとは調節の手間もいらない自動式炊飯器で,主婦の労働の省力となるためいっきょに普及した。…
※「ガス釜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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