ガラテア人への手紙(読み)ガラテアびとへのてがみ(その他表記)Pros Galatas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガラテア人への手紙」の意味・わかりやすい解説

ガラテア人への手紙
ガラテアびとへのてがみ
Pros Galatas

新約聖書中の一書で,使徒パウロが小アジア,ガラテアの諸教会にあてた手紙。『ガラテア書』ともいう。パウロは伝道のため2回この地を訪れている。この手紙の書かれたのは 55年から 56年頃エフェソスでという説が有力。パウロはこの手紙で,律法と自由の問題を取上げ,当時ユダヤ教からキリスト教に帰依した者が帰依後もユダヤ教の律法を固守し,他の改宗者に,旧約の律法を守り,ユダヤ人の習慣どおり生活することを強要したのに対し,人が神の恩恵により救われるのは,律法を守る業によるのでなく,福音と信仰によることを強調した。

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