デジタル大辞泉
「一書」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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いっ‐しょ【一書】
- 〘 名詞 〙
- ① 書物についていう。
- (イ) 一冊または一部の書籍。一本(いっぽん)。
- [初出の実例]「栗と呼ぶ一書、其味四あり」(出典:俳諧・虚栗(1683)跋)
- [その他の文献]〔漢書‐芸文志〕
- (ロ) ある書物。また、同じ題目または趣旨で、別に書かれている書物。異本のうちの一つ。あるふみ。一本。
- [初出の実例]「一書云太上天皇御製」(出典:万葉集(8C後)一・七八・題詞)
- [その他の文献]〔青箱雑記‐三〕
- ② 一通の手紙や文書。〔日葡辞書(1603‐04)〕〔曹鄴‐相思極詩〕
一書の補助注記
「日本書紀‐神代」に頻出する「一書曰」はふつう「あるふみ」「ひとつのふみ」と訓じている。
ひとつ‐がき【一書】
- 〘 名詞 〙
- ① 一つ一つ文字を離して書くような稚拙な書き方。
- [初出の実例]「女(むすめ)のひとつがきなれば、『散らさじ』とて」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)四)
- ② 箇条書きのそれぞれの冒頭に、「一、何々」と、一の字を書いて記すこと。また、その文書。書立(かきたて)。一打(いちうち)。
- [初出の実例]「毎度一と置事は〈略〉二三に対する一にはあらず、物に一つ書をするも此心也」(出典:清原枝賢奥書式目抄(1588)乾)
- ③ 要件だけを一か条で書くこと。
- [初出の実例]「半切紙に一つがき、十匁壱分五リン野崎のわり付、五月三日と斗にて」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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