最新 地学事典 の解説
ガラバル・ヒル-グレン・ファインかせいがんたい
ガラバル・ヒル-グレン・ファイン火成岩体
Garabal Hill-Glen Fyne igneous complex
グランピアン高原西部の中央にあるデボン紀のカレドニアン火成岩体の一つ。30km2の小岩体だが,超苦鉄質岩~花崗閃緑岩に及ぶ複合岩体。母岩のダルラディアン変成岩に接触変成を与える。超苦鉄質岩はかんらん岩・輝岩・角閃石岩からなり最古期。斑れい若は複輝石斑れい岩が主体で,一部にハイパーシン斑れい岩や角閃石斑れい岩があり,また閃緑岩には多くのタイプがある。花崗閃緑岩は中粒および斑状で,量的にはこの岩体の大部分を占める。この複合岩体の成因は輝石黒雲母閃緑岩質マグマの晶出分化が主で,これに後期岩体による早期岩体の同化作用と変成作用とが関与していると考えられている。参考文献:S.R.Nockolds(1940) Quart. J. Geol. Soc., Vol.96
執筆者:端山 好和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

