ガラ・プラキディア廟(読み)ガラ・プラキディアびょう(英語表記)Mausoleo di Galla Placidia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガラ・プラキディア廟」の意味・わかりやすい解説

ガラ・プラキディア廟
ガラ・プラキディアびょう
Mausoleo di Galla Placidia

イタリアラベンナサン・ビターレ聖堂の北側に隣接する,西ローマ皇帝コンスタンチウス3世の后ガラ・プラキディアの墓と伝えられる建物。煉瓦造り十字形平面もち,中央にドーム,四つの翼部にボールトをかけた明快な構成のビザンチン建築である。内部は濃青を基調とする美しいモザイクで荘厳に飾られ,5世紀から6世紀の三つの石棺のうち一番大きなものが后の棺と伝えられるが,実証されていない。「ラベンナの初期キリスト教建築物群」の一つとして 1996年世界遺産の文化遺産に登録。

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