ガロン沸石(読み)ガロンふっせき

最新 地学事典 「ガロン沸石」の解説

ガロンふっせき
ガロン沸石

garronite

沸石族,ガロン沸石系列の鉱物。現在までのところ,garronite-Ca(Ca3(Al6Si10O32)・14H2O)とgarronite-Na(Na6(Al6Si10O32)・7〜10H2O)が知られている。従来のガロン沸石はgarronite-Caに相当。(擬)正方晶系,空間群,格子定数a0.990nm, c1.030,単位格子中1分子含む。ギスモンディ沸石と同構造。白色,半透明,ガラス~樹脂光沢,針状結晶の放射状集合体。伸長方向に平行する直交した2方向の劈開,同心円状断口。硬度4~4.5,比重2.15。薄片中無色。屈折率α1.500~1.512, γ1.512~1.515, 二軸性正または負,2V25°~30°,伸長X=c。玄武岩の晶洞鉱物として産し,菱沸石・トムソン沸石・レビ沸石・十字沸石・中沸石などを伴う。Si, Alは無秩序配列をとり,ギスモンディ沸石よりシリカ成分に富む。1962年発見地の北アイルランド,Garron Plateauにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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