トムソン沸石(データノート)
とむそんふっせきでーたのーと
トムソン沸石
英名 thomsonite
化学式 NaCa2Al5Si5O20・6H2O
少量成分 Sr
結晶系 斜方
硬度 5~5.5
比重 2.3~2.4
色 無,白,ピンク,黄
光沢 ガラス~真珠
条痕 白
劈開 一方向に完全
(「劈開」の項目を参照)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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トムソンふっせき
トムソン沸石
thomsonite-Ca
化学組成NaCa(Al5Si5O20)・6H2Oの鉱物。沸石族,トムソン沸石系列。通常はthomsonite-Caだが,ストロンチウムトムソン沸石(thomsonite-Sr)もある。比較的粗粒な柱状結晶では理想式に近い組成をもつが,繊維状結晶が球顆状集合をなすものではSi・Caに富み,Si/Al=1~1.3, Na/Ca=0.5~0.64で変化,Caの一部はSrで置換。直方晶系,空間群Pcnn, 格子定数a1.305~1.310nm, b1.307~1.312, c1.314~1.326, 単位格子中4分子含む。無・白・黄色でガラス光沢のある透明・半透明。柱状ないし繊維状結晶だが通常は放射状ないし球顆状集合体。{110}・{041}で双晶を形成。劈開{100}完全,{010}良好,硬度5,比重2.10~2.39。2V(+)42°~75°, 光分散r>v,方位X=a, Y=c, Z=b, 屈折率α1.497~1.530, β1.513~1.533, γ1.518~1.544。焦電気性を示す。塩酸でゼラチン化。苦鉄質火成岩の空洞中に主に産する。ストロンチウムトムソン沸石は新潟県糸魚川市姫川のひすい輝石岩中に産出。名前は初めてこの鉱物を分析したT.Thomsonにちなむ。
執筆者:青木 義和・中牟田 義博・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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