レビ沸石(読み)レビふっせき(その他表記)levyne

最新 地学事典 「レビ沸石」の解説

レビふっせき
レビ沸石

levyne

沸石族,レビ沸石系列,現在までのところ,灰レビ沸石(lévyne-Ca, Ca3(Al6Si12O36)・18H2O)とソーダレビ沸石(lévyne-Na, Na6(Al6Si12O36)・18H2O)が知られている。三方晶系,空間群, 格子定数a1.335nm, b2.290,単位格子中3分子含む。無色透明,ときに帯赤・帯黄,ガラス光沢のある六角板状結晶,貫入双晶を形成。エリオン沸石オフレ沸石連晶をなすことが多い。硬度4~4.5, 比重2.09〜2.16。顕微鏡下では無色,一軸性負,屈折率ω1.489~1.510, ε1.487~1.502,複屈折小。玄武岩の杏仁孔中に産する。結晶学者で鉱物学者のA.Lévyにちなみ命名

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関連語 青木

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レビ沸石」の意味・わかりやすい解説

レビ沸石
れびふっせき
levyne

やや産出のまれな沸石の一種。結晶はほとんどつねに二つの個体が互いに入り組んだ貫入双晶をして六角板状の外観をするのが特徴である。エリオン沸石やオフレ沸石offretiteと連晶することも多い。玄武岩、粗面玄武岩などのすきまに、方沸石、菱(りょう)沸石chabazite、トムソン沸石、コウルス沸石cowlesiteなどと産する。日本では、長崎県壱岐(いき)島(ソーダレビ沸石)と島根県隠岐(おき)西ノ島(灰レビ沸石)のものが有名。また、安山岩と花崗(かこう)岩の接触部に輝沸石、菱沸石、束沸石、濁沸石スコレス沸石などと産する例がハンガリーに知られている。フランスの数学者であり自然科学者であったパリ大学のレビArmand Lévy(1794―1841)にちなんで命名。

松原 聰]


レビ沸石(データノート)
れびふっせきでーたのーと

レビ沸石
 英名    levyne
 化学式   (Ca0.5,Na)6Al6Si12O36・18H2O
 少量成分  K
 結晶系   三方
 硬度    4~4.5
 比重    2.1~2.2
 色     無,帯黄,帯赤
 光沢    ガラス
 条痕    白
 劈開    ほとんど無
       (「劈開」の項目参照

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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