ガンセキラン
がんせきらん / 岩石蘭
[学] Phaius flavus (Bl.) Lindl.
ラン科(APG分類:ラン科)の多年草。ガンゼキランともいう。偽球茎が地中で連なり、その上に葉を3~5枚つける。4~7月、高さ40~60センチメートルの花茎を偽球茎から側生し、10~20個の花をつける。花は黄色、径約5センチメートルで開出する。唇弁は筒状で黄褐色の縁どりがある。日本の温帯以南、東南アジアの常緑樹林の林床に生育する。名は、偽球茎の形が岩石を思わせることによると思われる。葉に黄色の斑(ふ)のあるものをホシケイランという。
[井上 健 2019年5月21日]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 