ガンフリント植物群(読み)ガンフリントしょくぶつぐん(その他表記)Gunflint flora

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガンフリント植物群」の意味・わかりやすい解説

ガンフリント植物群
ガンフリントしょくぶつぐん
Gunflint flora

アメリカとカナダの国境にあるスペリオル湖湖岸に沿い発達する黒色チャートから出土した化石植物群。 1954年に8属 12種の化石が発見された。それらは,フィラメント状構造の藻類鉄バクテリアに類似のもの,球状体の単体藻類,星状体のマンガン鉄バクテリア類似物,アンモニアに富んだ土壌中に見出されるのと同様のヒドラ状細菌などである。これら下等な植物群はガンフリント植物群と名づけられた。ガンフリント層の絶対年代は約 20億年前である。この時代に,藍藻のように化学独立栄養を営むものと,イオウバクテリアのように無酸素的に光合成を営む光独立栄養のものがおり,すべて有糸分裂を行わない原核細胞の時代であった。この植物群は,のちのエディアカラ動物群 (約6億年前) の呼吸のための遊離酸素をつくりだす光合成作用を活発にする源となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む