キイカギテシャコエビ(読み)きいかぎてしゃこえび

知恵蔵mini 「キイカギテシャコエビ」の解説

キイカギテシャコエビ

カギテシャコエビ属の一種。漢字表記は「紀伊鈎手蝦蛄蝦」。平たい鎌のようなはさみ脚(第一胸脚)を特徴とする。主に浅い海に生息しているが、海底に穴を掘って隠れすむ生態から採集されることが少ない。海外ではフランス領ポリネシア沿岸サウジアラビアの紅海沿岸など、日本では琉球列島本州の温帯域の沿岸で確認されている。2018年、日本では4種目となる新種が和歌山県東牟婁(ひがしむろ)郡にある串本海中公園前の海で発見された。紀伊半島にちなんで命名され、20年、動物分類学の国際学術誌「Zootaxa(ズータクサ)」に論文が掲載された。

(2020-7-21)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む