普及版 字通 「キ・カイ・まむし」の読み・字形・画数・意味
9画
[字訓] まむし
[説文解字]
[字形] 会意
兀+虫。〔玉〕に兀を尢の形に作り、尢は九と同じく虫の形。は虫と九とに従う禹と同じく、虫を組み合わせた字である。〔説文〕十三上に「((ちゆ))を以て鳴く」とあり、〔詩、小雅、正月〕「哀し今の人 胡(なん)ぞ蜴(きせき)を爲す」の句を引く。蜥は蜥蜴(とかげ)の類。また〔詩、風、終風〕に「(きき)として其れす」とあって、雷鳴を形容する。〔説文〕に字を兀(こつ)声とするが、その声ではない。・禹のような構造は、雌雄の虫を組み合わせた形である。
[訓義]
1. むし、まむし、へび。
2. とかげ。
3. は雷の音。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 カハムシ・ヌカツキムシ・ハミ
[語系]
xui-duiは魁kui-huiと同じく畳韻の語。xui、huiと同系の語である。
[熟語]
▶・▶・毒▶・▶・蜴▶・▶・蜥▶・蛇▶・蝮▶・▶
[下接語]
王・・蛇・・虫・鴆・土・毒・蝮・・雄
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報