畳韻(読み)じょういん

精選版 日本国語大辞典「畳韻」の解説

じょう‐いん デフヰン【畳韻】

〘名〙
① 漢字二字から成る熟語で、同じ母音の文字を二つ組みあわせて作ったもの。艱難滅裂嬋娟(せんけん)などの類。〔南史‐謝荘伝〕
② 前に重ねて詩を賦すこと。同じ韻で詩を作ること。次韻和韻

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デジタル大辞泉「畳韻」の解説

じょう‐いん〔デフヰン〕【畳韻】

韻が同じ漢字2字を重ねること。また、その熟語。「辟易へきえき」「艱難かんなん」などの類。
同じ韻で詩を作ること。

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世界大百科事典 第2版「畳韻」の解説

じょういん【畳韻 dié yùn】

中国語において,通常,二音節語では,各音節の後半部分たる韻母,すなわち頭子音を除いた残りの部分が同一であるか,あるいは近似していることをいう。〈勺薬*źok*gok〉〈綢繆*d‘ŏg*mog〉など,《詩経》に多くみえるが,〈内外〉〈老幼〉〈陸続〉など一般的な語も多い。《詩双声韻譜》《説文双声》《説文畳韻》などがつくられている。双声【慶谷 寿信】

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普及版 字通「畳韻」の解説

【畳韻】じよういん(でふゐん)

同じ尾音の二字を連語とする。〔南史、謝荘伝〕王玄に問ふ。何をか雙聲と爲し、何をか疊と爲すと。へて曰く、玄(げんご)を雙聲と爲し、(かうがう)を疊と爲すと。

字通「畳」の項目を見る

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世界大百科事典内の畳韻の言及

【中国文学】より

…形式は四言(漢字4字すなわち4音節)の句を基本とし,脚韻のふみかたに一定の法則はない。語頭子音を同じくする2音節をつらねた〈双声〉の語と,母音(および語尾の子音)を同じくする2音節をつらねた〈畳韻(じよういん)〉の語とをしばしば用いて,音声をととのえる。くりかえしが多いのは民謡の特色であるが,全体に和声的な音楽を聞くような印象を与える。…

※「畳韻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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