日本大百科全書(ニッポニカ) 「キッツビューエル」の意味・わかりやすい解説 キッツビューエルきっつびゅーえるKitzbühel オーストリア西部、チロール州にある古い都市。人口8574(2001)。標高762メートルの地にあり、オーストリア有数のウィンタースポーツの中心地である。数多くのロープウェーとスキーリフトが巧みに組み合わされ、滑降とツアーを楽しめる。オーストリア最大のスキー学校があり、ホテル、ヒュッテが多い。観光客の多くは外国人である。1956年冬期オリンピックのアルペン三冠スキー選手トニー・ザイラーAnton(Toni)Sailer(1935―2009)の出身地。[前島郁雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キッツビューエル」の意味・わかりやすい解説 キッツビューエルKitzbühel オーストリア西部,チロル州の町。同州の東部,キッツビューラーアルペンの北麓に位置する。 1271年に都市権を獲得。 1504年以来チロル領となり,16~17世紀に銀,銅の採掘で栄えた。現在は世界的に有名なウィンタースポーツの中心地で,夏も保養・観光客が多い。聖アンドレアス聖堂 (1435~1506) ,リープフラウエンキルヘ (1373~1490) ,聖カタリナ聖堂 (14世紀) などがあり,付近にはシュワルツゼーの温泉もある。人口 8233 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報