デジタル大辞泉 「キティラ島」の意味・読み・例文・類語 キティラ‐とう〔‐タウ〕【キティラ島】 《Kythira/Κύθηρα》ギリシャ南部、ペロポネソス半島南端のラコニア湾の沖合に浮かぶ島。イオニア諸島に属す。中心地はキティラ。古代ギリシャ時代、美と愛の女神アフロディテ信仰の地として知られ、後にシテール島の名でフランスの画家アントワーヌ=ワトーや作曲家クロード=ドビュッシーの作品の題材となった。古くから海上交通の要衝であり、しばしば海賊の拠点となったり攻撃を受けたりした。ベネチア共和国、オスマン帝国などの支配を受け、フランス領、英国領となり、19世紀半ばよりギリシャ領。キシラ島。シテール島。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例