キャッスルマン病(読み)キャッスルマンビョウ

デジタル大辞泉 「キャッスルマン病」の意味・読み・例文・類語

キャッスルマン‐びょう〔‐ビヤウ〕【キャッスルマン病】

リンパ節が慢性的に腫大する病気インターロイキン6というサイトカインが過剰に放出され、発熱倦怠感食欲不振・体重減少・発疹などの症状を引き起こす。1956年に米国の病理学者キャッスルマンが初めて報告した。きわめてまれな病気で、日本国内の患者数は1500人程度とされる。
[補説]治療に用いられる分子標的治療薬アクテムラ(一般名トシリズマブ)は国産初の抗体医薬として平成17年(2005)に承認・発売された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android