キャンベル夫人(読み)キャンベルふじん(その他表記)Mrs.Patrick Campbell

改訂新版 世界大百科事典 「キャンベル夫人」の意味・わかりやすい解説

キャンベル夫人 (キャンベルふじん)
Mrs.Patrick Campbell
生没年:1865-1940

イギリス女優ピネロの《第二のタンカリー夫人》(1893)の主役で人気を得る。シェークスピアイプセンのほか,ズーダーマンの《マグダ(故郷)》,G.B.ショーの《ピグマリオン》の女主人公も得意とした。豊かな演技力と美貌持主だったが,気まぐれと毒舌でも知られた。親友だったショーとの機知に富んだ往復書簡は,アメリカの劇作家ジェローム・キルティによって劇化(《ディア・ライア》1960)された。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

20世紀西洋人名事典 「キャンベル夫人」の解説

キャンベル夫人
Mrs.Patrick Campbell


1865 - 1940
英国の女優。
本名Patrick〉 パトリック〈Campbell キャンベル。
1893年ピネロの「第二のタンカリー夫人」で主役を演じ人気を得、イプセン、シェークスピア、ズーダーマンの「故郷」、G.B.ショーの「ピグマリオン」の女主人公の役を得意とする。親友ショーとの往復書簡は、1960年米国の劇作家ジェローム・キルティにより「ディア・ライア」として劇化。豊かな演技力、美貌、気まぐれ、毒舌で知られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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