キュムリ石(読み)キュムリせき

最新 地学事典 「キュムリ石」の解説

キュムリせき
キュムリ石

cymrite

化学組成Ba(Si, Al)4(O, OH)8・H2Oの鉱物。単斜晶系(擬六方),空間群P21,格子定数a0.533nm, b3.66, c0.767, β90°, 単位格子中8分子含む。擬六角柱状結晶,微細な粒状結晶の集合。無色,不純物により暗緑~褐色,透明~半透明,ガラス光沢。劈開{001}に完全。硬度2~3,比重3.4~3.5。薄片では無色,擬一軸性負,屈折率ω1.611~1.617, ε1.603~1.606。主にマンガン鉱床や変成岩中に産する。日本では変成マンガン鉱床(東京都西多摩郡奥多摩町白丸鉱山,群馬県桐生市茂倉沢鉱山など数ヵ所)から重土長石・菱マンガン鉱・アルバイトなどと,高知県高知市鏡の超苦鉄質岩の捕獲岩中にぶどう石・ゾノトラ石・スローソン石などと産出。名称は原産地Benalltマンガン鉱山のある英国Wales州の古代ウェールズ語の呼び名Cymruに由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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