スローソン石(読み)スローソンせき

最新 地学事典 「スローソン石」の解説

スローソンせき
スローソン石

slawsonite

化学組成SrAl2Si2O8鉱物単斜晶系,三斜晶系,空間群P21/a, ,格子定数a0.8895nm, b0.9359, c0.8333, β90.23°。a0.8913nm, b0.9379, c0.8351, α90.02°, β90.27°, γ90.02°。単位格子中4分子含む。柱状結晶,それらの放射状集合など。無~白~灰色半透明,ガラス光沢。劈開{001}に完全,{010}に良好。硬度5.5~6.5, 比重3.1。薄片では無色,屈折率α1.570~1.573, β1.581~1.582, γ1.585~1.586, 2V(-)55°~80°, 光分散vr中(単斜)rv非常に弱(三斜)。SrをCa, Baが少量置換。長石グループ。単斜型は米国オレゴン州,Martin Bridge層中に自生鉱物として産出。高知県高知市鏡去坂で蛇紋岩に取り込まれた変斑れい岩を切る脈として重土長石・灰ばんざくろ石を伴い最大長さ7cmに達する三斜型の結晶が産し,これは短波長の紫外線により紫赤色の蛍光。高知県下の黒瀬川帯の変成岩中には何ヵ所かこの鉱物が産するが,今のところ単斜晶系・三斜晶系の区別はされていない。名称は米国のミシガン大学教授・鉱物学者のC.B.Slaw-sonにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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