きょとい

大辞林 第三版の解説

きょとい

( 形 )
〔「けうとい」から転じた「きょうとい」がさらに変化した語。近世語〕
ひどい。恐ろしい。 「是は藤内さま、御案内とは-・いぞ、-・いぞ/洒落本・和唐珍解」
見事だ。素晴らしい。 「いや-・いもんぢや、でけたでけた/滑稽本・膝栗毛 5

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

デジタル大辞泉の解説

きょと・い

[形]《「けうとい」から転じた「きょうとい」の音変化。近世語》
はなはだしい。とんでもない。
「滅相な―・いこと言はんす」〈咄・無事志有意〉
みごとである。すばらしい。
「はあ、鯖(さば)のすもじかいな。こりゃ―・い―・い」〈滑・膝栗毛・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

きょと・い

〘形口〙 (「けうとい」から転じた「きょうとい」が、さらに変化した語)
① いとわしい。おそろしい。むごたらしい。
洒落本・和唐珍解(1785)「是は藤内さま、御あんないとはきょといぞきょといぞ」
② はなはだしい。ひどい。たいへん。
浄瑠璃・物ぐさ太郎(1749)三「アア爰な娘は、イヤハヤきょとい徒者(いたずらもの)、後に此庄屋にどの様な難義をかけふも知れまい」
③ すばらしい。みごとである。
※浄瑠璃・倭仮名在原系図(1752)四「扨見事、きょとい物じゃ」

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