ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ギョリュウ科」の意味・わかりやすい解説 ギョリュウ科ギョリュウかTamaricaceae 双子葉植物スミレ目の1科。旧大陸内陸のステップや砂漠周辺など乾荒原や,まれに海岸に生じ,4属 120種ほどがある。低木ないし多年草で,葉は互生し,針葉状に細くヒースに似た外形を示すものも多い。花は小型の両性花で,単生または総状花序をなす。萼片,花弁ともに4~5枚,おしべは同数またはその倍数で底部に花盤がある。いわゆるシルクロード周辺の代表的な低木ギョリュウ属 Tamarixは有名で,その1種ギョリュウは日本でも江戸時代から栽培されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by