クォーク・グルーオンプラズマ(その他表記)quark-gluon plasma; QGP

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

クォーク・グルーオンプラズマ
quark-gluon plasma; QGP

超高温あるいは超高密度のなかで,クォークやグルーオンがとると考えられているプラズマ状態(→プラズマ)。陽子,π中間子などのハドロンは,3体のクォーク,またはクォークと反クォーク対の複合粒子だが,それらはグルーオンによって結びつき,単独では出てこない(クォークの閉じ込め)。しかし,超高温や超高密度のなかでは相転移が起こって閉じ込めは破れ,クォークやグルーオンの集団はハドロンとはならず,自由に動き回るプラズマ状態になると予想される。初期の宇宙,特にビッグバン初期はこのような状態であったと考えられている(→ビッグバン説)。また今日においても,大きな原子核を高エネルギーで正面衝突させると,合体したものは一時的にクォーク・グルーオンプラズマとなり,その状態に特有の現象がみられる可能性がある。大型ハドロン衝突型加速器 LHCにおける重イオンの衝突実験でその検証が進められ,重いクォークの生成など,クォーク・グルーオンプラズマに特徴的とみられる現象が観測されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1 イソオウギガニ科のカニ。浅海にすみ、甲は丸みのある四角形で、甲幅13センチくらい。全体に黄褐色。甲の縁と脚に太いとげが多数ある。本州中部以南に産し、食用。2 ズワイガニの別名。鳥取・島根地方でいう...

松葉蟹の用語解説を読む