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…また,宇宙空間での宇宙線のもつエネルギー密度は1eV/cm3程度である。二次宇宙線の成分は,π中間子,K中間子など,およびこれらが崩壊して転化するμ粒子,電子,γ線,中性微子などである。なお,少量ではあるが,宇宙から飛来する電子,陽電子,γ線,中性微子,反陽子などもあり,高エネルギーのものは宇宙線として扱われている。…
…35年湯川秀樹は,核力は重量子と名づけた粒子の交換によって起こるとし,核力の到達範囲から推定してその粒子の質量は電子の200倍程度であると予言,48年実際にそのような粒子が発見された。今日π中間子と呼ばれるものである(中間子)。核子と核子がきわめて接近した場合を除き,遠距離での核力はπ中間子理論によって正しく与えられると考えられる。…
…電磁気力と弱い力とは一見まったく異なった力のように見えるが,実は両方の力の源は同じであるという統一理論がS.ワインバーグとA.サラムによって提唱(ワインバーグ=サラムの理論)され,実験による検証も得られて大きな成功を収めた。最後の力は〈強い力〉(強い相互作用)と呼ばれるもので,π中間子が陽子と中性子,あるいは陽子と陽子の間に交換されて生ずる核力がこれである。この強い力は,10-13cmという非常に小さい距離でのみ強く働いて,それを越えると非常にはやく減少するという特徴をもつ。…
…クーロン力が,荷電粒子間にフォトン(光子)を交換することによって生ずることの類推から,湯川は,陽子と中性子が質量が電子の約200倍くらいのボース粒子,すなわち中間子と呼ばれる粒子を交換することにより,上記の性質をもつ核力が導けることを理論的に示した。この中間子は48年に加速器を使って人工的につくり出されて湯川理論が確かめられ,現在ではπ中間子と呼ばれている。π中間子はスピン0,約140MeVの質量をもつ。…
…相対論的な場の量子論は素粒子物理に応用される。光子,電子はもちろん,π中間子,μ粒子,核子,その他すべての粒子が量子化された場で表される。一方,非相対論的な場の量子論は多体問題,物性論に応用される。…
※「π中間子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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