ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クサルエルケビール」の意味・わかりやすい解説 クサルエルケビールKsar el-Kebir モロッコ北部,ルクス河畔にある都市。タンジール-メクネス間の鉄道の中間点。美しい庭園に囲まれた町で,小麦,野菜,柑橘類など農産物の集散地。皮革,毛皮,羊毛が取引される。古くはギリシア,カルタゴの植民地であったが,ローマ,ビザンチンを経て,8世紀にアラブの町として再建された。モロッコにある最も古いモスクの一つがある。その後,戦火によって破壊されたが,1912年スペインに占領されたのち再建され,スペイン人によってカサルとも呼ばれた。人口7万 3341 (1982) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by