ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クスミサラグモ」の意味・わかりやすい解説 クスミサラグモNeolinyphia fusca クモ綱クモ目サラグモ科。体長雌雄 0.5cm内外,雄は雌より細い。体は茶色で,腹部上面に白や黒褐色の複雑な斑紋があり,くすんだ色彩をしているのでその名がある。ユノハマサラグモ Linyphia yunohamensisとともに春の代表的なクモで,山道を歩くと,まだ芽吹いていない樹木の枝先に小さいハンモック状の網を張っているこのクモが数多くみられる。4~5月には雌雄が同居しているのがみられ,雌は初夏に産卵する。本州,四国,九州,沖縄に分布する。 (→サラグモ ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by