デジタル大辞泉 「くすみ返る」の意味・読み・例文・類語 くすみ‐かえ・る〔‐かへる〕【くすみ返る】 [動ラ四]まじめくさる。また、非常に不愛想にする。苦りきる。「おあまり貰ひが立って『おあまり下さいませう』浪人―・って『あまらぬ』」〈咄・鹿の子餅〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「くすみ返る」の意味・読み・例文・類語 くすみ‐かえ・る‥かへる【くすみ返】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「かえる(返)」はその動作の状態や程度がはなはだしくなるさまを表わす ) ひどくまじめくさる。いかにも、しかつめらしい様子をする。また、無愛想きわまる様子をする。くすみきる。[初出の実例]「あの御そうしゃはくすみ返って、つらの憎い御奏者に依って」(出典:虎寛本狂言・筑紫奥(室町末‐近世初)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例