江戸中期の噺本。〈話稿〉の角書(つのがき)を持つ。山風(朝濤(ともなみ)七左衛門)編著。1772年(安永1)刊。小本3巻。江戸時代《昨日は今日の物語》《醒睡笑》にはじまる小咄は,元禄時代の軽口(かるくち)本を通じて盛んであったが,元禄を過ぎると,やや下火になった。本書は,いわゆる田沼時代(安永・天明期)の初頭に出版された江戸の小咄集で,噺本復活の口火を切ったものである。江戸小咄はこれを機に隆盛を極め,落語にも利用された。江戸小咄らしいきびきびした咄が多く,〈蜜柑〉〈盗人〉〈借雪隠(かりせつちん)〉〈初夢〉など現在の落語でも聴かれる。作者の山風は,小普請(こぶしん)の幕吏で,木室卯雲(きむろぼううん)として狂歌でも有名である。
執筆者:野田 寿雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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