狂言の曲名。脇(わき)狂言・百姓(ひゃくしょう)物。筑紫の奥の百姓が在京領主のもとへ年貢の唐物(からもの)(中国渡来品)を持って上京の途中、これも年貢の柑橘(かんきつ)類を同じ屋形(やかた)へ納めに行く丹波(たんば)の国の百姓(シテ)と道連れになる。屋形の奏者(取次役)は、領主が、遠く隔たった両国の者が同時に年貢を納めたのを喜び、めいめいその品々をいえとの意向だと伝える。2人は、年貢の品目を述べたて、万雑公事(まんぞうくじ)(諸課税)を免除される。ところがさらに、田一反につき一笑いせよとの命である。二反耕作している筑紫の奥の百姓が二笑いすると、丹波の百姓は二笑い目に途中で急にやめてしまう。一反半なのである。さて帰りかけた両人が立ち戻り、奏者も誘って3人いっしょに笑って終曲する。めでたさ本位の脇狂言らしい曲。
[小林 責]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新