クラリーノ(その他表記)clarino

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クラリーノ」の意味・わかりやすい解説

クラリーノ
clarino

16~18世紀に用いられたバルブピストン装置がない高音トランペット。自然倍音のみが演奏可能で,音階を奏するには3オクターブ以上吹上げることが必要となるため,高度の技術を要した。種々のサイズがあるが,普通はD管。

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世界大百科事典(旧版)内のクラリーノの言及

【合成皮革】より

…また,合成皮革の後に人工皮革,スエード調衣料用素材などが開発されているが,これらを含めて合成皮革と呼ぶことは適当ではない。
[靴甲用人工皮革]
 靴甲用人工皮革または人工皮革と呼ばれるものは,初めアメリカのデュポン社が本格的な靴の甲材料として開発し,コルファムという商品名で発表(日本では1964年より発売),のち各国でもこの開発が進み,現在クラリーノ(クラレ)をはじめとして各種の商品が売り出されている(コルファムは1971年アメリカでの製造中止)。これらのものを合成皮革と区別して靴甲用人工皮革とし,JISにその試験方法および品質規定が規格化されている。…

※「クラリーノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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