日本大百科全書(ニッポニカ) 「クランプトン」の意味・わかりやすい解説 クランプトンくらんぷとんThomas Russell Crampton(1816―1888) イギリスの技術者。ケント州ブロードステアーズの生まれ。1830年代の鉄道創業期に蒸気機関車についての修業を積み、1843年と1846年に新型の機関車で特許を取得した。この機関車は、シリンダーや弁を外回りに配置し、重心を低くするように設計されたもので、のちにフランスで広く採用された。カレー―ドーバー間の海底電信線の敷設(1851)、トルコのスミルナ鉄道、ブルガリアのバーナ鉄道の建設のほか、セメントを連続的に焼成する回転窯の発明(1877)など多方面での業績がある。[山崎俊雄][参照項目] | 海底ケーブル通信 | ロータリーキルン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例